【金融・証券】ドル価値の暴落による今後の投資戦略

License Financial Plannerの呉 尚祐(お さんう)さんによるコラム記事です。

ドル価値の暴落による今後の投資戦略

各国の負債リスクはいつ爆発するのか。また、いかに深刻な後遺症をもたらすのか。 コロナ事態を経験しながら、これらのことに多くの方々が関心を持っています。筆者が思うに、後遺症が来るのはあと2〜3年後だと思います。

2008年のグローバル経済危機後、各国の果敢な財政政策や通貨政策で需要を浮揚してきましたが、その間、アメリカを含めて先進諸国は政府が弱体化しており、インドや中国では企業が経営難に陥り、日本やカナダ、オーストラリアなどは、家計が厳しくなりました。 それで、ほとんどの経済専門家は、実際、今年は経済が厳しいだろうと予想し、これらの負債が各国ごとに増えすぎて、この問題を解決して乗り切らなければならない時期が来たと昨年から予想していました。ところが、コロナ事態が起き、経済の萎縮が急激に進み、また各国政府は多額の金を使い、中央銀行の資金供給に力を入れ、各国の負債はさらに膨らんでいる状況です。

言い換えれば、負債による成長の限界をまた負債で乗り越えようとする状況になったのです。問題は、もしアメリカにインフレが発生すれば、米連準が緊縮せざるを得ず、金利は上がるでしょう。アメリカの金利が上がれば、他国の金利も上がるほかないし、すべての国の金利が上がれば、この負債問題は一度に大きく膨らむでしょう。そこで筆者は2~3年後には今よりもっと大きな危機が起こるだろうと予測しています。
負債が増えているということはドルの発行が急増しているということであり、長期的には下落傾向につながるであろうことは信じたくありませんが、ほぼ既定事実だと予測しています。最近、エール大学経営学部のスティーブン・ローチ教授は、ドル価値が今後35%程度さらに下落すると予測しています。

アメリカのGDPが世界で占める割合は25%で4分の1となっていますが、長期の推移を見ると減少し続けています。例えば2001年には31%でしたが、昨年(2019年)は25%、2025年には20%に下落すると予測しています。アメリカのGDPが世界で占める比重が減るということは、ドル安を意味します。その次に、アメリカでインフレが発生すると、ドル需要が減り、またドル価値が下落するしかありません。この時、中国がどう対応するかが一番大きな問題です。

ドルが基軸通貨として本格的に役割を果たしたのが、1974年、サウジが原油をドル建てで売りさばいてからです。ところが今、中国の原油輸入の割合が13%で、銅と鉄鋼は50%以上を輸入しています。これまで中国がアメリカと貿易しながら稼いだドルで原材料を購入したが、今はドルが不足しています。

未来のどの時点になるかは分からないが、中国が原材料を輸入し、ドルの代わりに人民元で購買できるようになれば、ドルの基軸通貨の位置が急激に揺れるでしょう。そこで筆者もまた長期的にドル価値は下落傾向に向かうと見通しており、スティーブン・ローチ教授が予測したように35%以上下落すると予測しています。

しかし、危機的状況になると、安全資産としてドルをたくさん買っておこうという欲求のため、ドル価値が上がるのではないかと考える人もいますが、筆者の考えでは一時、ドル価値が上がる可能性があると思います。去る3月にもそうでしたし、その時も「ドルだけが現金だ」という考えでドルを買いましたが、それ以降ドルの価値が下がっています。

このように金融市場が不安な状況で、どんな金融商品に投資するのがいいか、かなり多くの方々が私に質問をしています。
こういう時、筆者は金や金の相場によって連動する金融商品をお勧めします。

特に、401Kや403Bなどのミューチュアルファンドを持っている方たちが、これまで利益を得た商品が最近はかなり損をしており、その度に本人の担当Financial Advisorに聞いてくるそうですが、その担当者からの答えが、いつかは上がるので、必ず持っておけと言ったそうです。筆者はその話を聞いてとても驚きました。投資の売渡と買収の時期は、今後の経済状況とお客様の年齢、引退予定時期などを考慮しながら行われるべきですが、これから引退まで残り少ない場合や、現在引退年金として使用されている方々に既存のMutual Fundをそのまま持っていてほしいという助言はFinancial Advisorとして無責任な助言です。

一生をかけて貯めた財産なので、どんな金融商品に投資するかによって、引退後安定した生活を維持できるということをもう一度申し上げます
筆者は最近のようにスタック市場の将来予測が難しい時期には、Index Annuityを常に推薦しています。

Index Annuityの長所は絶対に元本割れは発生せず、スタック市場が回復して株価が上昇すると利益を生み出し、一般のMutual Fundや銀行のCDの場合は毎年IRSから1099が発行され、税金を払わなければなりませんが、Index Annuityの場合は毎年税金がDeferredされ、利子が複利で増える大きな長所を持つ金融商品として、最近多くの人々に愛されています。
Index Annuityを扱う金融会社ごとに商品の特徴が少しずつ異なりますが、ある会社のIndex Annuityは毎年Incomeを探して使い、Long Term Care状況になると、現在受けているIncomeの2倍を一生支払う会社もあります。

先日、筆者の推薦でこの商品を購入された加納さん(仮名)は周りの知り合いは損をしていると聞きましたが、まったくリスクなく引退の準備ができ、とてもありがたいと話しました。
また、アメリカの旦那さんと死別後、アメリカ国内の全財産を整理して日本に帰る予定の山崎さん(仮名)もこの前まで損をしていたMutual FundをIndex Annuityに乗り換えた後、これから全然元本損失なく利益を取りながら引退資金として使うことができてとてもありがたいとおっしゃっていました。
筆者のコラムを読んで、多くの方々が相談してくださり、とても感謝しています。これからも頑張って働いて集めたお客様の財産をもっと入念にチェックして、安定した引退生活ができるように、もっと努力しなければならないとコロナ事態を経験しながらその時間の中で、決意するに至りました。

呉 尚祐(お さんう)総合保険,License Financial Planner
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